平成29年度

支部長挨拶

平成28年度

私は静かに幕を閉じたい

― 山あり、谷ありの20年間 ―

中大学員会小金井支部

支部長 斉藤芳司

4月9日、今日もまた小金井市は雨だった。実は、市主催の小金井桜祭りに合わせて、小金井支部主催のお花見の会を、4月9日に計画したのだった。

都立小金井公園には、夜からシートを敷いておいたのだが、雨水が溜まり私たちは茫然自失、急遽、会場を変更、武蔵小金井駅に近い会員の事務所に午後1時に集合することとなった。

バスに乗って会場を移動するに当たり、さぞかし足が重かったであろうと想像できるが、執念の人たちと言おうか、参加者の三分の一の8人が参加してくれた。

連続15年も続いたお花見の会に、このようなアクシデントは初めてであった。でも、参加者は飲み且つ食べ、よく語りあった。夕方になり、楽しい宴も終わった。私は、今回の役員の苦労に感謝し、2度とこのような経験はしたくないと念じながら帰路についた。外は、相も変わらず、雨が静かに降っていた。

人生にはアクシデントはつきものである。とかく、行動力のある人は、闇の中を猪突猛進する傾向がある。自然現象にあっては、避けることの困難さはあるとしても、人為的な面は少しでも避けたいものである。

小金井支部は、7月16日に学術講演会と支部定時総会、11月5日は支部創立20周年式典がある。と同時に、私の支部長引退も刻々近づいている。このような私の消極的な姿勢は、年のせいであろうか。すべての行事が終わり、静かに表舞台から去りたいものである。